2025-01-01から1年間の記事一覧
大学の授業で使っているAdobeのPhotoshopProやPremireProではAI機能で画像の補完や生成、それにBGMも指定した長さで作ってくれる。”調べて来い”的なレポート課題だと、学生なら1週間要するところをAIだと数秒で作成してくれる(なので学生はそういう課題にAI…
私のライフワークは、これまでやってきた「心理的距離の現象学的探求」ではなくなり※、※:現象学・存在論的探究部分を拙著『わたしとあなたの心理的距離』(青山社)にまとめてある。「心の概念(=心理学の対象)の体系・構造化と拡大」という、より大きな…
私は生成AIを原稿の校正に使っている(誤字脱字チェックレベルにおいてもワードより優秀)。では、研究そのものに役立つかといえば、役立たない。 そもそも研究とは、情報の最先端を切り開くこと。今の生成AIはネット上の既存情報を渉猟するだけで、そこから…
霊視認研究の参考として、つい最近出版された『幽霊の脳科学』(古谷博和 早川書房)を読んだ。 表題通り霊を見る現象(霊視認現象)を科学の視点で解こうとした本(怪談を含む言説の80%は説明できるという)。すなわち「霊視認は幻視である」という視点に…
前の記事で、物体としての霊視認例を紹介し、既存の霊概念(霊=生命—肉体)と合わないことから、霊という表現を使わずに「異感覚」と言い換えることを提案した。 ただ、頭の片隅に、日本では「物体に霊が宿る」(物体が霊となる)という思想が存在すること…
霊視認※の事例を採取しているうち、典型的なシャルル=ボネ型視認、すなわち、視覚像のみで音を伴わず、視認者とのコミュニケーションをもたない霊の視認とは異なるタイプがあることがわかってきた。※:霊を視覚像として認識できること。「霊視」はそれ以外…
冬季閉館の一週前に訪れた茶臼山のカエル館(長野県根羽村)。 その地でパワーの計測をするのが私の仕事なので、今回は今まで時間がかるので遠慮していた、心拍変動(自律神経活動の指標)を計測することにした。 ちなみに、内容がやや専門的なので「研究世…
前回の記事で、ハイデガーは「退屈」に意義を見出したものの、具体的な付き合い方は言及しなかったので、道元に代わって私が「瞑想」を提案した。 退屈は「すること」が剥奪された望まない状態だが、瞑想は通常の「すること」(の束縛)からあえて離脱して、…
”私はどう生きたらいいか”という問いに対する心理学を含む世間の対応は、こういう行動をしなさい、という存在者レベルのアドバイスが返される。そのレベルの回答を求めている人にはそれでいいが、生き方(存在の仕方)レベルの回答がなかなか得られないとこ…
前記事で説明した「存在論的差異」(存在と存在者の区別)の視点を前提に、ハイデガーの現存在分析に入ろう。現存在(人間)※はいかに在るか、すなわち現存在(という存在者)の存在様態を論じる。※現存在は畢竟人間のことだが、「人間」は生物(存在者)的概…
私が哲学者でしかも創作の才があったら、トライしてみたいのは、「ハイデガーが道元を読む」というストーリー。すなわち道元の『正法眼蔵』をハイデガーが読んだら、彼はそれをどう受け止め、インスパイヤされるのか、疑似体験をしてみたい。13世紀の日本史…
現在私が研究として興味ある現象を1つにまとめると、「異感覚の世界」と表現できる。 ここでいう「異感覚」とは、通常は感覚されない現象、客観的には存在が確認されていない現象を感覚する状態を意味する。 ただし、睡眠前後、視覚障害、薬物依存、統合失調…